- 1 名前:金魚 ★ mailto:sage [2018/07/18(水) 11:57:44.79 ID:CAP_USER9.net]
- スーパースターが勝ち残れず、予想を裏切る「番狂わせのW杯」だった。これだからサッカーは面白い。
最大の事件はクロアチアの準優勝。注目したのは、ダリッチ監督のパーソナリティーだ。 造反を起こした選手は追放し、誰をも特別扱いしないことをはっきりさせた。選手も監督を信頼し、チームは結束した。 クロアチアを含む旧ユーゴスラビア諸国はこれまで、少し勝つと自分が空を飛べるかのように傲慢になる傾向があった。 今回のクロアチアは、監督の謙虚さがチームに平常心、落ち着きを与えたのではないか。 何より粘り強さが印象に残った。決勝でも、疲労など不利な条件にかかわらず攻撃的姿勢を貫いた。 VARによるPKがなければ、どう転ぶか分からなかった。 VARは、うまく活用すればゴール近くで反則ができなくなり、サッカー全体に変化を与えるだろう。 ただ今大会は運用に安定性、一貫性がなかった。次回も採用するなら改善が必要だ。 大会全体を通じて、攻撃面での戦術的革新は見られなかった。一方で目立ったのは組織的守備だ。 メッシ(アルゼンチン)やロナルド(ポルトガル)も、守備網に抑えられた。 「ティキ・タカ」(スペイン独特のパス回し)も、ロシアの超守備的戦術を破れなかった。 もはや、「美のために死を選ぶ」ことが評価される時代は去ったのだろう。 この守備的戦術の台頭を打ち破るような、攻撃面での戦術革新には時間がかかるかもしれない。 エムバペ(仏)、ケーン(イングランド)など新しい世代の長所を生かすためにも、組織的な戦術が必要だ。 戦術の進歩がなければ、サッカーはつまらないものに逆戻りしかねない。 4年後には、もっとスペクタクルな試合をたくさん見たいものだ。 https://worldcup2018.yomiuri.co.jp/news/4212/
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