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【高校野球】10年目の夏、息子は監督として甲子園出場。県内初の「イヤー・オブ・ザ・コーチ」を受けた父も届かなかった悲願



1 名前:ARANCIO-NERO ★ [2018/07/12(木) 23:55:23.01 ID:CAP_USER9.net]
仙台西の1度目の甲子園を、監督として率いた大友敏さん(55)も、自分の父の背中を追っていた。

1980年、父の十三男(とみお)さんが監督を務める名取で、大友さんは左翼手として宮城大会に臨んだ。
父は「熱い人」。勝負哲学や信念を選手たちに説き、試合中は闘志をむき出しにして、選手よりも大きな声を出した。「長男としてよりも、
部活で1人の生徒として父の思いを教わった」

東北との準々決勝は、鋭い変化球の中条善伸投手(元巨人)の直球に的を絞り、中前安打を放った。敗れはしたが、父は「よくやった」
と握手をしながら涙を流してくれた。

「自分はああはなれない」。熱い父に憧れや尊敬に似た感情を抱き、同じ監督の道を志して仙台西に赴任した。本を読み、講習会に参
加して徐々に力をつけ、そして10年目の夏、甲子園出場を決めた。県内初の「イヤー・オブ・ザ・コーチ」(現・育成功労賞)を受けた父
も届かなかった、悲願だった。

引退する3年生には、一人一人握手して「よくやった」とねぎらう。メンバー外の選手には「もうちょっと使ってやりたかった」「評価はして
たんだぞ」。涙ながらに話すうち、「父と同じことをしてるな」と気づいた。

仙台西の監督時代、野球部長の息子として生まれた扇谷君はよく知っている。中学の頃は、きれいな打撃フォームが印象的だった。
4月に仙台西の練習試合を訪ねると、力強いスイングをしていた。「たくましくなったな。ナイスバッティング」とうれしくなった。

息子にとって、父は心のよりどころだと知っている。でも自分の最後の夏は、父の存在を忘れて、力を尽くせばいい。

「目の前の試合に全力を出して、最後まで一生懸命頑張って」

それが息子の務めなのだから。

朝日
https://www.asahi.com/articles/ASL6W7S4GL6WUNHB010.html






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