- 409 名前:名無しさん@恐縮です mailto:sage [2013/06/25(火) 13:33:46.01 ID:WntwXbWu0]
- 進路の監視は一人の目だけが頼り、海洋生物にぶつけた一撃で船体破損、浸水してきたらもう逃げるしかない、これが『多重防護』です。
【 辛坊治郎氏最新刊「見せかけの正義の正体」より 】 全盲のヨットマンと大海原に乗り出す計画を発表して以降、全く見知らぬ人からも「そんな危険なことをするのは冒険でなく、無謀だ」というご指摘を 少なからずいただいた。(中略)しかし、それでも私は、東に向かって船を進める。理由は簡単だ。十分な準備と適切な陸上からのサポートがあれば、 風と波の力だけで9千キロを航海するのはそんなに危険なことではないからだ。ただそのためには、一つの鉄則がある。それは、常に最高の結果を目指しながら、 最悪の事態に備えることだ。さらに最悪の事態に備えるに際しては、決して一つの方法に頼らず、フェイルセイフ、すなわち多重防護を意識することが何より 大切だ。(中略)どれだけ準備しても自然は必ずしも想定の範囲内の環境を与えてくれるとは限らない。しかし、考え得る限り最悪の事態を想定して フェイルセイフを施したなら、それ以上は運を天に任せるしかないだろう。
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