- 36 名前:1/5 [2021/08/21(土) 05:05:26.57 .net]
- 過去スレに毎日新聞の記事がコピペされてた
長すぎると言われたので分割します --- 237 こぴっぺ 2001/06/22(金) 17:32 これでしょ? 最後のサンカに会った ロマンに潜む虚像の怖さ 池田知隆(大阪社会部編集委員) -------------------------------------------------------------------------------- 独特の川魚漁を見せる最後のサンカ=広島県で ◇差別された窮民の子孫 「私たちはサンカ(山窩)と呼ばれていました」。広島県東部に住む男たちが、 目前で語り出した。サンカとは、かつて日本列島で箕(み)作りや竹細工、川魚 漁などを生業とした漂泊民のこと。1950年代末に消えた。虹のような幻の民 としてロマンチックに語られてきたが、実像は被差別民だ。より学問的に解明し ようと桃山学院大学名誉教授(比較文化論)、沖浦和光さんがこの5月、部落解 放同盟の人たちの案内で聞き取り調査をした。それに同行し、最後のサンカと言 われる人たちから生の声を聞いた。「3歳のとき、父が亡くなり、隣のおじさん と10歳のころまで川魚漁をして回った。とにかく魚を食べられるのがうれしく て……」。尾道市に住む公務員、Aさん(59)は懐かしそうに語り出した。両 親は、大正時代に被差別部落内にできた「融和」住宅に入って定住。「地区内で も『山のもん』とか『サンカホイト』と差別された。中学のころから、何をして いいのか分からなくて、暴れていましたよ」 サンカといえば、三角寛(190 3〜71)の名を思い出す古老は少なくない。
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