- 485 名前:天之御名無主 mailto:sage [2014/11/03(月) 02:13:15.34 .net]
- 「別にシナの研究者はDをかくしたりしていない」ぞ。
DE*、これはおそらく、D/Eハプログループのなかでは最も古い系統で、アフリカ人ではナイジェリアからだけ見出された系統である。 それは、現生人類の起源に関する「出アフリカ」仮説を支持するものである。 Eというのも、アフリカに起源するということが確認されている。その後、その系統は約20,000年前ごろ中東やヨーロッパへ拡散したと考えられる。 Dは、東アジア特有の系統で、特にチベット人と日本人に豊富(30-40%の頻度)に見出されるが、また、他のほとんどの東アジア集団でも、 あるいは、東アジアの境界付近の地域(中央アジア、北アジア、中央アジア)でも、稀な頻度(普通は5%未満)ではあるが見出されている。 日本人は何回もの突然変異チベット人のサブ系統はまた異なっており、それは、日本人との間に遠い昔の深い分岐が関与していることを推測させる。 さらにチベット人と日本人に加えて、D系統は、東アジアのいくつかの南方系少数民族集団にも認められる。それらは、たとえば南西中国の雲南省の チベット・ビルマ語を使う民族(14.0-72.3%)、中国南部の広西チワン族自治区の モン・ミエン族(30%)、タイのダイック語族(10%)など、ごく最近の民族 混交で説明できる民族が含まれる。 アンダマン諸島の人々に高い頻度(56.25%)でD系統が認められることが報告されている。彼らは、インド洋の離島に住んでおり、東南アジアに最も早い 時期に移り住んだアフリカ起源の現生人類のひとつだと考えられている。D系統は、約50,000年前に東アジアに到達した可能性が高いことが示唆されている。 これは、東アジアのYAP系統の起源がまさに、非常に古いことを意味している。 主要なD系統のY染色体のSNPとSTRデータと主なD系統の推定年代に基づいた分析から、われわれは次のことを提唱する。すなわち、旧石器時代に東アジア の現生人類(D系統)は、これまで提示してきた北方への集団移動(O系統を含む)に先行して、独自の北方移動を行っていたと アフリカ人はYAP+を最も高い頻度で保持している。そして彼らはすべて、サブ・ハプログループEに属している。
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