- 8 名前:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [2012/07/15(日) 22:24:30.31 ]
- >>7
つづき この南部さんが意識的に日本を離れたのは、「群れることを嫌う」気質のためでしょう。同時受賞者の益川さんが言っていますが、「南部さんの成功を囲んでみんながワイワイがやがやっている時、本人は次の所へ行っている」人です。 南部がアメリカに行く直前、大阪市立大学にいたころは素粒子論グループの活動の絶頂期で、どう研究を進めるかの論も盛んでしたが、南部はこれにはほとんど加わっていません。 数式で考える人なので、言葉による議論は好まなかったのでしょう。 ゲルマンのクォークモデルが出たとき、素粒子論グループは哲学的観点からこれを批判、否定しましたが南部はこれに同調しませんでした。 問違える危険を恐れたのかも知れません。そこに南部さんの精神的特質もあるし、成功の原因もあると思います。 Ref:南部陽一郎の独創性の秘密をさぐる(1)(2)(3) jimnishimura.jp/tech_soc/chem_todaynambu/nambu.html
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