- 27 名前:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [2012/04/28(土) 16:55:26.53 ]
- (つづき)
で、これだけだと、メリットが少ないと見えるかも だが、群の分解を考えると a b c d, c d a b b a d c, d c b a と見ることができる”ってところでメリットがでる 1.つまり現代のコーシー記法だと下記 (a b c d), (a b c d) (a b c d), (c d a b) (a b c d), (a b c d) (b a d c), (d c b a) 2.しかし、こうも見ることができる (a b c d), (c d a b) (a b c d), (c d a b) (a b c d), (c d a b) (b a d c), (d c b a) つまり、ガロアの記法は「1行目の順列の並びが省略されたコーシー記法」だと そして、上記2.の見方は、ガロアの記法の真骨頂 2.左の列の2番目は、(ab)と(cd)が入れ替わっている。これを番号に書き直すと(12)と(34)が入れ替わっている。右の列も同じく(12)と(34)が入れ替わっている。 そういう目で、もう一度>>15のガロア記法を眺めて欲しい。ガロアが見ていたものが見えるだろう
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