- 80 名前:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [2012/03/18(日) 10:49:56.90 ]
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補足 下記岩木泰孝氏の修論がよく纏まっているね www.sci.hyogo-u.ac.jp/maths/master/h11/iwaki.pdf 平成11 年度学位論文 Seiberg-Witten 理論について 兵庫教育大学 岩木泰孝 序 文(抜粋) 1956 年J.W.Milnor が7次元の球面と連続同相であるが可微分同相ではないエキゾチック球面を発見して以来 略 しかし1980 年代初頭に2つの出来事によりその状況が大きく変わることになった。 1つには1982年のM.H.Freedman による仕事で、略 もう一つが1983 年、まだ学生であったS.Donaldson によりゲージ理論を応用して単連結4 次元閉C1 多様体の正定値交叉形式が決定されたことである。 その後もDonaldsonはh-同境定理の反例やDonaldson 不変量の定式化など輝かしい業績を築いていった。 これらの業績により1986 年Donaldson はFreedman らと共にFields 賞を受賞している。 Donaldson 理論は物理学で発展したゲージ理論(Yang?Mills 理論) を数学に持ち込んだものであった。 その中核を成すのはYang?Mills 方程式と呼ばれる非線形偏微分方程式である。 Yang?Mills 方程式の非線形性やゲージ群がSU(2) で非可換であるなど理論を展開するのに多くの難点を克服する必要があり 略 しかし1993 年P.Kronheimer,T.Mrowka によりDonaldson 不変量の構造定理が発表されるとDonaldson理論の本質的な部分は物理学で言うところの「質量ギャップ」にあることが分かってきた。 Donaldson 理論の背景にあるゲージ理論は物理学ではN = 2 SuperSymmetry Yang-Mills 理論と呼ばれるものである。 物理学的に双対な理論を考えることはN = 4 の場合には一般的であったがN = 2 の場合には意味がないと言われていた。 しかしN = 2 の場合の双対な理論を考えることで「質量ギャップ」は磁気単極子(Monopole) の存在の問題に置き換えることができることを1994 年N.Seiberg とE.Witten が発見した。 そしてYang?Mills 方程式に代わりMonopole 方程式を用いた理論を数学にフィードバックしたのがSeiberg?Witten 理論である。 その成り立ちから見ても、Seiberg?Witten 理論は当初より物理学的な理由からDonaldson 理論と同値であると予想されており、実際Donaldson 理論の成果はSeiberg?Witten 理論でも示されている。 本論文ではSeiberg?Witten 理論を数学的に基礎から構築し 略
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