- 44 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/03/03(土) 16:40:16.37 ]
- 命題
K を可換体とする。 E/K と F/K を拡大(>>90)とする。 σ:E → F を K-同型(過去スレpart4の514)とする。 E_s と F_s をそれぞれ K の E と F における相対分離的閉包(過去スレpart4の890)とする。 このとき σ は K-同型 σ’:E_s → F_s を引き起こす。 証明 任意の α ∈ E_s に対して α の K 上の最小多項式(過去スレpart4の557)を f(X) とする。 f(α) = 0 だから σ(f(α)) = f(σ(α)) = 0 よって、σ(α) の K 上の最小多項式を g(X) とすれば f(X) は g(X) で割り切れる。 τ:F → E を σ の逆写像とする。 g(σ(α)) = 0 だから τ(g(σ(α))) = g(α) = 0 よって、g(X) は f(X) で割り切れる。 f(X) と g(X) はモニック(過去スレpart1の115)だから f(X) = g(X) である。 よって、f(X) は σ(α) の K 上の最小多項式である。 α は K 上分離的(過去スレpart4の841)だから f(X) は分離的(過去スレpart4の694)である。 よって、σ(α) ∈ F_s である。 よって、σ(E_s) ⊂ F_s である。 τ は K-同型であるから上記と同様に τ(F_s) ⊂ E_s である。 よって、任意の β ∈ F_s に対して α = τ(β) とすれば α ∈ E_s であり σ(α) = β である。 よって、σ(E_s) = F_s となり σ の E_s への制限は K-同型 σ’:E_s → F_s を引き起こす。 証明終
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