- 4 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/02/23(木) 09:31:29.94 ]
- 過去スレpart5の858の修正
命題 K を可換体とする。 L/K を拡大(過去スレpart4の512)とする。 (E_i)、i ∈ I を L/K の中間体(過去スレpart4の854)の族とする。 各 E_i/K は正規拡大(過去スレpart4の844)であるとする。 I の部分集合 J に対して (E_j)、j ∈ J の合成体(過去スレpart4の298)を F_J とする。 以下の条件が成り立つとする。 (1)L = F_I、即ち L は (E_i)、i ∈ I の合成体である。 (2)I の任意の有限部分集合 J と任意の i ∈ I - J に対して E_i ∩ F_J = K このとき L/K は正規拡大であり、 Aut(L/K)(過去スレpart4の847)は ΠAut(E_i/K) に位相群として同型である。 証明 過去スレpart5の857より、 L/K は正規拡大である。 過去スレpart5の242より、各 i ∈ I に対して Aut(L/K) の各元を E_i に制限することにより 連続準同型 f_i:Aut(L/K) → Aut(E_i/K) が得られる。 よって、族 (f_i)、i ∈ I は連続準同型 f:Aut(L/K) → ΠAut(E_i/K) を定める。 Aut(L/K) はコンパクトであるから過去スレpart5の74より f が全単射であることを示せば良い。 L は (E_i)、i ∈ I の合成体であるから f は単射である。 よって、f が全射であることを示せば良い。 (続く)
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