- 3 名前:Kummer ◆SgHZJkrsn08e [2012/02/23(木) 09:30:09.45 ]
- 過去スレpart5の855と856の修正
命題 K を可換体とする。 L/K を拡大(過去スレpart4の512)とする。 E_1、...、E_n を L/K の中間体(過去スレpart4の854)で、 各 E_i/K は正規拡大(過去スレpart4の844)であるとする。 各 i = 1、...、n に対して E_1、...、E_i の合成体(過去スレpart5の298)を F_i とする。 各 i = 1、...、n - 1 に対して E_(i+1) ∩ F_i = K とする。 このとき F_n/K は正規拡大であり、 Aut(F_n/K)(過去スレpart4の847)は Aut(E_1/K)×...×Aut(E_n/K) に位相群として同型である。 証明 n に関する帰納法を使う。 過去スレpart5の337より各 F_i/K は正規拡大である。 n = 1 のときは自明である。 n ≧ 2 とする。 帰納法の仮定より Aut(F_(n-1)/K) は Aut(E_1/K)×...×Aut(E_(n-1)/K) に位相群として同型である。 一方、過去スレpart5の339より Aut(F_n/K) は Aut(E_n/K)×Aut(F_(n-1)/K) に位相群として同型である。 よって、Aut(F_n/K)は Aut(E_1/K)×...×Aut(E_n/K) に位相群として同型である。 証明終
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