- 203 名前:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [2012/02/11(土) 15:14:27.91 ]
- >>202
δ関数もY関数も演算子法も、最初は数学的厳密性に欠けると言われた だが、その結論は正しく、有用であったから、後に数学的基礎付がなされたのだった そして、数学的基礎付がなされた後、それらの数学理論はさらに発展した そういう歴史を知ると、”定理を一つ一つ積み上げるのが数学、それも数学の一面ではあるが ”取り除かれた足場も想像しながら、全体的直感的な理解をするのが良いのではないかと”>>201という結論になる そして、δ関数やY関数や演算子など、新しい視点で全体像を見やすくする そういうことも大事なのではないか? ”置換群のガロア記法>>30は、現在のコーシー記法より、群の分解の仕方や、置換の相互の関係を見やすくし、内容を直感的に把握するのに優れていると思う”>>77と書いた そして、抽象的体論の代わりに、直感的なガロア方程式とその因子分解>>191と、ガロア分解式と置換群のガロア記法との対応>>29と、置換群のガロア記法とにより 直感的にガロア理論の全体像を描いていた・・・、ガロアの見ていた原風景をそういうように理解できるのではないだろうか
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