- 46 名前:スレタイスレ446 mailto:sage [2012/01/03(火) 20:41:38.99 ]
- >>42
透明性はエレクトラのパラドクスの発生や宵の明星・明けの明星の問題の話です。 論理へクリプキ意味論を導入すると、 文は一般に内包で、意味論側で可能世界が与えられると外延と解釈できるようになります。 このような不透明な体系、例えば様相論理は数学の記述は難しいとクワインが指摘したのです。 数学は2つの対象が等しいならば、両者で同じことが成り立つという客観(神の視点)を持つからです。 一方で普段通りに、モデル理論を意味論、1階論理を構文論とすれば、 自然言語の透明性が保存され外延交換が成り立ちます。 (実はその後、クワインは透明性を持つ体系での厳密科学の形式化を断念していますが...) 勿論自明なやり方でなら一階論理を含む様相論理で数学を書くことは可能ですが。
|

|