- 589 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2011/11/29(火) 01:30:11.43 ]
- >>578は何を読んで次の様に感じたのだろうか?
> おまけに継続やエラーや入出力などつまらない所(論理の範囲外である > 所)で当然のようにツギハギを重ねているようにみえます. 表示的意味論でもcontinuation semanticsのスタイルで最初から記述すればツギハギにはならない。 ただ初学者向けにdirect semanticsのスタイルで定式化してからエラーや入出力を扱うとなるとcontinuationスタイルに変える必要がそこで生ずるので 知らない人にはツギハギみたいに見えるかも。 因みにcpoやそれに関する再帰方程式に関する領域論は別にして、トイ言語でないプログラミング言語に対する表示的意味論については 日本語ではロクな教科書はないので、英語の教科書で勉強するしかない。日本語の教科書によっては「表示的意味定義とはインタプリタを書く事である」 なんて大きな勘違いをしているとしか思えないのが岩波の某有名教科書シリーズにあったりするからね。 >>587 > >>578 > 表示的意味論・操作的意味論・公理的意味論ってのは単なる意味論の分類。 > 大雑把に言って、 > 表示的意味論≡数学的意味、 > 操作的意味論≡抽象機械、 > 公理的意味論≡論理学的意味。 公理的意味論は、論理的意味というよりも証明の為の形式的体系で、それに対する解釈を与え、公理的意味論の健全性の基準を与えるのが 表示的意味論と考えれば良い。公理的意味論を与えただけでは矛盾していたりする可能性があるが、同一のプログラミング言語に 表示的意味論も与えて、その表示的意味という解釈に対して公理的意味論の体系が健全である事を示せば、公理的意味論で与えた 証明体系を安心して使用できる事になる。 これが>>578が質問していた表示的意味論を与える意義は何か?という問いへの答え。
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