- 670 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2011/10/24(月) 08:23:43.67 ]
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森毅 「浅田彰との出会いは、ぼくが自然科学史ゼミをやっていて、ある年そこに入ってきた。 可愛らしいぼうやがキザな格好をして、隅のほうにショボンとしている。それが彼だった。 彼はものすごく便利な子で、うちに遊びにきたときなどに女房が、「ジャズピアノ興味あるけど、どう弾くの?」ときくと、 パッと自分でジャズピアノの練習曲を作って持ってきてくれる。食器棚買いたいと言うと、あすこのがいいと案内してくれる。 神戸に遊びに行きたいというと、「ここのコーヒー屋さんがおいしい」と、神戸のプレイマップを作ってくれる。 彼はすべてに通じていた。ありとあらゆる分野の、珍しい新しい情報はみんな彼が教えてくれた。 「これが一番新しいLPです」「橋本治、おもしろいですよ」高橋源一郎が出たときも教えてくれた。 どこからか情報を獲得して教えてくれる。 彼は医者の息子だから、裕福な上に、高校の時に山口昌男の本を全部読んでいて、京大在学中に六本木で週一回ピアノを弾いていた。 彼の家にいくと、玄関に大きなミロの絵がかかっている。小学校からサティの音楽を聴いて、ミロを眺めて暮らすとああいう子が生まれる。」
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