- 640 名前:132人目の素数さん [2008/06/28(土) 11:21:27 ]
- >>629
改訂版のほうはとてもよい。 著者の「どうにかして微積を一通り学生に理解してもらおう」という気概が感じられる。 従って、多変数の難しい話(変数変換)などは「証明のスケッチ」だけで厳密な議論は参考文献に委ねてある。 個人的には入門書としてはそれで良いと思う。 数学科の学生ならこの本ならほとんどの人が一人で読みきれるだろうから、 この本で微積分の基本を学んだら次のレベルの本に入ったときの困難が幾分か軽減されるのではないかな。 解析概論を無条件で薦めるのは疑問。 まず多変数の取り扱いが杜撰。ルベーグ積分など明らかに時代遅れの記述が見られる。 ただ、名著かどうかといわれれば圧倒的名著で一読の価値はある。とくに解析関数のところ。
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