- 418 名前:132人目の素数さん [2007/09/01(土) 12:19:10 ]
- 質問に答えます。
1. Accessible information:量子状態が運んでいる古典情報について、 量子観測によって得られる情報量。Holevo-Hirotaグループによって種々の 基礎理論が開発されています。BB84では盗聴者への漏洩情報量に対応 しますが、信号系が複雑になるため直接的な計算法が難しく、種々の上界の 計算によって評価します。NECの評価法はこの上界を正確に求めることを 柱としています。その上界理論を用いて、(秘匿増強を経て)漏洩情報量を 1/128におさえることができました。まさに、英国+スイスのグループ の理論の範疇にあります。 2. この理論的成果はBB84+One time padに固有のものです。したがって、 Y00や従来の情報理論的暗号には適用できません。 3.これからBB84は弁明に追われることになります。一方、Y00は 量子雑音効果を増幅する種々のアイデアが提案される可能性があります。 したがって、Y00を侮ってはいけないのではないかと考えています。 早く、日本で数理暗号の世界へY00を取り込んで、その先を進めた方が 得策のようです。アメリカに先を越されたら、日本の損では。 暗号開発はこれまで暗号の発展に貢献してきた数理暗号の研究者に主導して もらい、物理暗号はその一部を担う形が形成できれば、両者にとって 好ましいと思っています。さらに調査を続けます。
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