- 327 名前:132人目の素数さん [2007/08/16(木) 10:33:58 ]
- 最初の目的とずれちゃいました。すいません。
1. 現実には量子系は古典系と相互作用する。相互作用は理論的にはすべて 考慮できるが、それが現実の装置と対応するかはだれも解らない。 これで理論物理と実験物理に頻繁にギャップが起こる。 2. 物理の世界で閉じていれば、たとえそうであっても、解釈の問題ですむ。 しかし、これがある技術的な機能を実現するミッションが与えられると、 理論の機能を現実化する必要がある。 3. 量子系は対象となる自由度1の系をヒルベルト空間で記述する。 多自由度になればテンソル積ヒルベルト空間となる。原理的にはヒルベルト 空間で記述できる内は量子力学の範疇である。たとえ、decoherenceを考えたと しても。この上でデザインされた量子プロセッサー機能を現実に装置化すると しても、量子状態をどのような物理系で実現するかによって、構造や相互作用系 が全く異なる。したがって、ヒルベルト空間上で成立したとしても、それが 現実の装置になるという保証はゼロに近い。(ほとんどの論文が紙くずになる)。 これで首になった。 4. 暗号系を考えよう。まずAとBとEを想定する。情報はビットであり、 実在している。3者を納めたフレーム内で実在する1.0を使って暗号機能を 設計するとしよう。このフレーム内で設計されたものは、技術的難易度は千差万別 だろうが、1.0の実在を使って設計しているのだからかなりの確率で実現できる (100%とは云わないが)。だからといって設計者の意図した安全性が 保証されているわけではない。 5. 暗号では、このフレームの想定外も考慮することがある(サイド、タンパーなど)。 物理系で云うと外界との相互作用である。このときはどんなフレームワークにすべきかの 判断が難しい。これは統計力学のモデルと似てくるので、理論と実装の差はそう簡単には 埋まらないかもしれない。上記の物理よりはまし?・ 6. 以上より、物理系よりは、離散系の数理は紙くずが少なくなる。 暗号で物理屋を信じたらいかん。繰り返すが、数理だけでがんばろう。
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