- 321 名前:Kummer ◆g2BU0D6YN2 [2006/12/22(金) 16:26:24 ]
- 命題
Q(√m) を虚2次体とし、その判別式を D とする。 f(x, y) = ax^2 + bxy + cy^2 を判別式 D の正定値(>>293)の 2次形式とする。 f(x, y) が簡約2次形式(>>320)であるためには |b| ≦ a ≦ c であり、 |b| = a または a = c のときは b ≧ 0 となることが必要十分である。 証明 θ = (-b + √D)/2a が >>253 で定義した集合 G に属すとする。 G = { z ∈ H ; -1/2 ≦ Re(z) < 1/2 かつ |z| ≧ 1 で |z| = 1 のときは -1/2 ≦ Re(z) ≦ 0 } である。 Re(θ) = -b/(2a) だから -1/2 ≦ -b/(2a) < 1/2 である。 したがって -a ≦ -b < a よって |b| ≦ a |b| = a のときは a = b である。 他方、 D = b^2 - 4ac に注意して、 |θ|^2 = (b^2 + |D|)/4a^2 = (b^2 + |D|)/4a^2 = 4ac/4a^2 = c/a |θ| ≧ 1 であるためには a ≦ c が必要十分である。 |θ| = 1 つまり a = c のときは -1/2 ≦ -b/(2a) ≦ 0 よって -a ≦ -b ≦ 0 つまり a ≧ b ≧ 0 証明終
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