- 93 名前:208 [2005/11/28(月) 10:57:28 ]
- K を可換体、X を K 上の n 次元のベクトル空間とする。
X の1次元の部分空間の全体は射影空間となる。 では、X の p 次元の部分空間 E の全体はどうか? これが Grassmann または Plucker の問題意識だったのではないか。 E の基底 x_1, .., x_p に対して x_1Λ...Λx_p ∈ (Λ^p)X を考える。E の別の基底 y_1, .., y_p に対する y_1Λ...Λy_p は、 x_1Λ...Λx_p と定数倍の違いしかない。よって、これ等は (Λ^p)X の1次元の部分空間を定める。 よって、集合としての写像 φ: G(X, p) → G((Λ^p)X, 1) が得られる。 ここで、G(X, p) は X の p 次元の部分空間全体の集合である。 G((Λ^p)X, 1) は射影空間 P((Λ^p)X) に他ならない。 容易にわかるようにφは単射である。 では、φ(E) は、P((Λ^p)X) の元としてどのように特徴付けられる だろうか? この問題は、次のように言い換えられる。 x を (Λ^p)X の元としたとき、x = x_1Λ...Λx_p と書けるための 条件は何か? ここで、x_1, ..., x_p は E の元である。 一般に、(Λ^p)X の元を p-べクトルと呼び、 x ≠ 0 で、x = x_1Λ...Λx_p と書けるとき、x を 純 p-べクトルと呼ぶ。 X の基底を e_1, ..., e_n とすれば、x = Σa_J e_J と書ける。 ここで、J は 集合 I = {1, ... , n} の濃度 p の部分集合を動く。 よって、上の問題は、x が 純 p-べクトルであるために (a_J) が満たす 条件は何か? と言い換えてもいい。
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