- 474 名前:470 [2005/05/29(日) 19:51:14 ]
- >実はこの公理から排中律が導びかれてしまう
文献を参照する必要も無いくらい簡単な話で、任意に取った命題 R に対して ( R ∧ x=0 ) ∨ x=1 という命題を P x=0 ∨ ( R ∧ x=1 ) という命題を Q と書くことにすると、∃xP も ∃xQ も共に成り立つから、εxP は P を満たし、 εxQ は Q を満たす。これは ( R ∧ (εxP)=0 ) ∨ (εxP)=1 (εxQ)=0 ∨ ( R ∧ (εxQ)=1 ) が共に成り立つということを意味する。 そこで、(εxP)=0 の場合と (εxP)=1 の場合で場合分けをし、更に 、(εxQ)=0 の場合と (εxQ)=1 の場合で場合分けをすれば、 CASE1:(εxP)=0 又は (εxQ)=1 のとき。いずれの場合でも R が証明される。 CASE2:(εxP)=1 かつ (εxQ)=0 のとき。R を仮定すると ∀x(P⇔Q) が成り立 つので、ε公理により (εxP)=(εxQ) が成り立つので矛盾する。言いかえ ると R⇒⊥ すなわち ¬R が成り立つ。 すなわち R∨¬R が成り立つ。命題 R は任意だったので、これは排中律が成り 立つことを意味する。証明終わり。
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