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数学の原理を発見した



1 名前:132人目の素数さん [2025/06/09(月) 16:03:02.27 ID:1rvvZppX.net]
以下、nは自然数の値を取るとする。

(1) P: ∀n, p(n)は、Pが正しいなら、n=1, 2, ...の場合を試しても永久に証明できない
(2) P: ∃n, p(n)は、Pが正しいなら、有限回で証明が終わる

数学の証明で非自明なものは、大別すればこの2パターンしかない。
(1)を証明するには、無限回の証明を有限回で行う道具が必要になる。たとえば、数学的帰納法など。
(2)を証明するには、問題から一部の情報を取り出す必要がある。たとえば、剰余をとるなど。

2 名前:132人目の素数さん [2025/06/09(月) 16:20:52.19 ID:eNAFN9sl.net]
(1)
たとえば、1 + 2 + ... + n = n (n + 1)/2 を証明したいとする。
n = 1, 2, ... の場合をすべて確かめても証明できないが、数学的帰納法を使うと、有限のステップで無限個のケースを証明できる。
極限に関する定理や、コンパクト性などの有限性に帰着させるもの、普遍性を用いるものなどはこのパターン。

(2)
たとえば、a^2 - 3b^2 = 2を満たす整数の組(a, b)が存在しないことを示したいとする。
これも、(a, b)の組を全部試すわけにはいかない。しかし、両辺を3で割ったあまりを考えれば解ける。
このほか、二つの対象が同型でないことを示すのに不変量を比較したり、別の対象への射を考えてみるなども、このパターン。

3 名前:132人目の素数さん [2025/06/09(月) 16:25:58.71 ID:BG1OKxio.net]
数学の証明で「気付き」や「テクニック」が必要なのは、この2パターンしかない。
あとの部分は、定義や仮定を自明に変形しているだけ。

4 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2025/06/09(月) 16:32:09.82 ID:kXRlqM7x.net]
ど素人か

5 名前:132人目の素数さん [2025/06/09(月) 17:24:04.22 ID:qBe5NCNE.net]
ためしに、ヒルベルトの基底定理を見てみる。
以下の補題を使う。

Lemma1:
ネーター環R上の有限生成加群はネーター加群

これの証明には以下の補題を使う。

Lemma2:
R加群の列

0 → M' → M → M'' → 0

が完全とすると、Mがネーター加群⇔M', M''がネーター加群。
これは簡単に示せる。

Lemma1の証明:
M = Σ_{i=1}^n R mi とする。nに関する機能法で示す。
n = 1のときは、M ~ R/ann(m1)なのでネーター。
n-1まで正しいと仮定する。
N = Σ_{i=1}^{n-1} R miとおくと、完全列

0 → N → M → M/N → 0

を得る。Nと、M/N ~ Rmn/N∩Rmnは仮定よりネーターなので、Lemma1よりMもネーター。□

6 名前:132人目の素数さん [2025/06/09(月) 17:27:52.68 ID:qBe5NCNE.net]
Theorem:
Rがネーター環⇒R[X]はネーター環

証明:
I⊂R[X]をイデアルとする。IがR[X]上有限生成であることを示す。
J⊂Rを、Iの多項式の最高次の係数になる元全体とする。JはRのイデアルになる。
Rはネーター環なので、Jはa1, ..., an∈Rで生成される。各i = 1, 2, ..., nに対して、aiを最高次の係数に持つIの元が存在するので、それをfi∈Iとおく。また、d = max{deg(fi)}とする。
f = bX^m + (低次の項)∈Iを任意の多項式とする。もし、m > dなら、b = Σri ai (ri∈R)の形だから、f - Σrifi X^(m-d)の次数はdより小さくなり、しかもIに入る。
つまり、R加群として

I = (R + RX + ... + RX^(d-1))∩I + ΣR[X] fi 。

(R + RX + ... + RX^(d-1))はネーター環R上有限生成なので、Lemma1よりネーター加群。よって、そのR部分化群(R + RX + ... + RX^(d-1))∩IもR上有限生成。その生成元とf1, ..., fnを合わせると、IのR[X]上の生成元になる。□

7 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2025/06/09(月) 17:28:04.10 ID:kXRlqM7x.net]
岡の定理は

8 名前:132人目の素数さん [2025/06/09(月) 17:36:03.42 ID:4zUAdjzJ.net]
ヒルベルトの基底定理の非自明な箇所は

(1) Lemma1
(2) RのイデアルJの構成
(3) Iをd次未満の部分と、fiで生成される部分の分ける部分

あたりだろう
(1)はパターン1, (2), (3)はパターン2だと思う

9 名前:132人目の素数さん [2025/06/09(月) 17:42:22.44 ID:AQZHlnBK.net]
試験問題なんかで出た場合は、たいていパターン2のほうが難しい
パターン1は使える道具が限られているから、それで解けるなら数撃てば当たる

10 名前:132人目の素数さん [2025/06/09(月) 17:59:54.52 ID:zpqzNYH0.net]
これなどは典型的なパターン2だと言える。


問題:
Gを群とする。Gの指数有限の部分群は指数有限の正規部分群を持つことを示せ。


回答:
H⊂Gを指数有限の部分群とする。
GのHによる剰余類の集合

G/H = {H = g1H, g2H, ..., gnH}

へのGの作用を

(g, giH) = ggiH

で定めると、n次対称群Snへの群準同型

φ: G → Sn

が得られる。
KerφはGの正規部分群で、準同型定理より、G/Kerφ~Imφ⊂SnなのでKerφは正規部分群。
g∈Kerφなら、gg1H = gH = Hなので、g∈H。よって、Kerφ⊂H。



11 名前:132人目の素数さん [2025/06/09(月) 21:59:48.09 ID:nbNzdC9z.net]
ああああ
死ねえええええええええええ!!!

12 名前:死狂幻調教大師S.A.D.@月と六ベンツ [2025/06/09(月) 22:11:12.09 ID:QMzp+CZ6.net]
死ぬ瞬間 キュブラーロス 死ぬ回数 ソフィーダンテ。

13 名前:132人目の素数さん [2025/06/09(月) 22:13:42.62 ID:iAMIrvzJ.net]
>>3
数学の量化子は∀と∃だけですって話では

14 名前:132人目の素数さん [2025/06/09(月) 22:44:59.02 ID:dJdpB+iF.net]
>>13
違う
たとえば中間値の定理は、∃だがパターン1
連続体濃度だから

15 名前:132人目の素数さん [2025/06/09(月) 22:49:23.67 ID:DSuothyw.net]
だけじゃないけどな

16 名前:132人目の素数さん [2025/06/09(月) 23:01:44.99 ID:qfFxbK2c.net]
>>14
ネタ半分に見てたけど
このレスで、こいつちゃんと考えてると分かった
旧帝修士くらいの実力はあると見た

17 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2025/06/09(月) 23:33:40.68 ID:kXRlqM7x.net]
馬鹿

18 名前:132人目の素数さん [2025/06/10(火) 00:20:55.34 ID:QnvT4UmL.net]
憐れだ

19 名前:132人目の素数さん [2025/06/10(火) 00:29:39.14 ID:hRIVmbfA.net]
Sylowの定理の証明を読んだが、これも群論一般で使える道具が、群作用くらいしかないから、まあべつに空でも思いつけるな

20 名前:132人目の素数さん [2025/09/21(日) 19:48:47.56 ID:+0tAQz6b.net]
>>1
証明には数学的帰納法とその他がある。と良い手るだけだぬ(´・ω・`)
間違っちゃいないけど、ざっくり過ぎて「お…おぅ…」としか…








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