- 832 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2022/10/13(木) 12:58:36.07 ID:ve7b2LlS.net]
- より一般的に、>>691 の確率空間(Ω,F,P)において、事象 B∈F を任意に取る。
(i) P(B)≧ 99/100 (ii) ∀d∈N_100 s.t η(B_d) ≧ 99/100 という2つの条件について考察する。まず、(ii)が成り立つ場合、フビニの定理から直ちに(i)が従う。 その計算方法は>>693と全く同じだが、一応書いておくと、 P(B) = ∫_Ω 1_B(ω) dP = ∫_{N_100}∫_I 1_B(d,i) dη dν_100 =∫_{N_100}∫_I 1_{B_d}(i) dη dν_100 = ∫_{N_100} η(B_d) dν_100 ≧ ∫_{N_100} (99/100) dν_100 = 99/100 ということ。よって、(ii)が成り立つなら(i)が成り立つ。逆に、(i)が成り立つとしても、必ずしも(ii)は成り立たない。 これはどういうことかというと、事象 B に関する構造について、 (ii)の方が(i)よりも詳細な構造を述べているということ。 同じことだが、(i)は荒い構造しか述べてないということ。要するに、 「(ii)が示せるなら、その方が価値が高い」 「(ii)が示せるなら、それに越したことはない」 ということ。
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