- 606 名前:132人目の素数さん [[ここ壊れてます] .net]
- >>550 補足
無限次元補足 https://ibaibabaibai-blog.hatenadiary.org/entry/20100726/1280151423 ibaibabaibai_blogの日記 2010-07-26 院生のための算数入門(最終回 10) 無限次元 「ベクトルの間の距離」やその元になる「ベクトルの大きさ」には,有限次元であろうと無限次元であろうと,いろんなものがある,という認識がまず必要である. それでは,なぜ,無限次元の関数空間の場合だけ,その違いを特にうるさくいうのだろうか.それは,無限次元の場合に限って,ある距離では収束しても,別の距離では収束しない,ということが起こるからである. 極端なことをいうと,2本の曲線の間の面積でその間の距離を定義したとすると,1点,2点,有限個の点だけで関数の値が違っても,収束したことになってしまう.連続的な曲線に限っても,ある点の周辺の狭い範囲だけでずれが生じていて,それがだんだん狭くなるが,ある点でだけは最後までずれている,というようなケースが可能である. 2本の曲線の間の面積を使う距離は,実は関数の間というより関数の同値類の間の距離になっているが,感じはわかると思う.微積分で習う一様収束と各点収束の違い,というのも参考になるだろう. *** このように,無限次元では違う,という話をされると,関数=数式派の人はよいとして,計算機派の人は当惑するかもしれない.100次元でも1000次元でも1億次元でも成り立つことが,無限次元では成り立たないというのは変ではないか. これについては,いくつかの考え方が可能である. つづく
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