- 317 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2022/09/18(日) 15:03:49.24 ID:ldv25uGN.net]
- 具体的に書こう。計算機科学には「信託機械」という概念がある。信託機械とは、
チューリングマシンに神託(オラクル)と呼ばれるブラックボックスを付与した機械のこと指す。 このオラクルは、特定の問題を1ステップで決定可能である。よくあるオラクルとしては、 チューリングマシンの停止問題といった、決定不能な問題に対するオラクルが挙げられる。 そのようなオラクルを付与したチューリングマシンでは、チューリングマシンの停止問題が1ステップで解けてしまう。 もちろん、具体的にどうやって解いているのかは我々には分からない。なんたって、 チューリングマシンの停止問題は決定不能問題なのだから、具体的に分かるわけがない。 それでも、そのようなオラクルを付加したチューリングマシンでは、チューリングマシンの停止問題が 1ステップで解けてしまう。これはちょうど、選択公理を公理として採用するのと同じノリである。
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