- 384 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2022/01/17(月) 23:55:32.74 ID:HMDMigzR.net]
- >>344
つづき 底辺YouTuberになると思っていたら…… 東京大学大学院の博士課程で理論物理学を研究していた僕がYouTubeを始めたきっかけは、一言で言ってしまえば「研究者になれなかったときのためのリスクヘッジ」です。博士の学位をとったからと言って、必ずしも研究者として食べて行けるわけではありません。別の道に進もうと思っても、そのときにはすでに30歳近くになってしまっています。 博士課程に進学したとき、学術振興会特別研究員というものに運良く採用され、国からお金をいただく代わりに副業が禁止となり、大学入学以来ずっと続けていた予備校講師を辞めることになりました。それでも、学位の取得後に予備校講師としての道を残しておくために「YouTube」という場所で名を売っておこうと考えたわけです。 YouTubeを始めたきっかけは、それだけではありません。気になっていたのは「理系大学生の理系離れ」です。高校生の頃まで大好きだった数学や科学も、大学に入って授業が全く理解できずに嫌いになってしまう大学生が多く存在します。彼らにわかりやすく、そして面白く「大学の数学・物理」を伝えたいと思い、そのアウトリーチ活動の一環として、YouTubeチャンネル『予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」』が生まれました。 YouTuberになる前に、「上手く行ったとしたら登録者は何人ぐらいになるだろう」というフェルミ推定をしました。日本の理系大学生の数は約80万人と言われており、そのうち数学や物理がしっかりと必要になる学生は20%ぐらいです。その中でYouTubeで勉強するほどやる気のある学生は多く見積もっても10%ほどでしょうから、彼らが全員チャンネル登録したとしても、その数は1.6万人ほどです。テレビ番組では底辺YouTuberと言われてしまう部類です(笑) しかし蓋を開けてみると、先取り学習に使う中学生や高校生、そして何よりも大きかったのが「学び直し」で見てくださる大人の視聴者の方でした。その結果、今では登録者は60万人を超え、僕の見積もったフェルミ推定(※)は人生で最大の計算ミスとなったわけです。 ※フェルミ推定/実際
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