- 554 名前:現代数学の系譜 雑談 [2021/05/01(土) 13:20:21.35 ID:4gUFX+vb.net]
- >>505
つづき 整数の全体 Z 自然数の全体に通常の大小関係を考えたものとは異なり、整数全体の成す集合 Z に通常の大小関係 ≦ を考えたものは整列集合ではない。たとえば、負の整数全体の成す集合には最小元が存在しない。 たとえば、次のような二項関係 R を考えれば、Z を整列集合にすることができる。 ふたつの整数 x, y に対して、xRy となるための必要十分条件は 1.x = 0; 2.x が正で y が負; 3.x, y がともに正で、x ≦ y; 4.x, y がともに負で |x| ≦ |y| のうちのいずれか一つが成立することと定める。この関係 R は要するに 0, 1, 2, 3, 4, …, -1, -2, -3, … となる順序として表すことができる。この整列順序 R に関する整列集合 Z の順序型は順序数 ω + ω に順序同型である。 Z の別な整列順序の例としては、x ≦Z y ⇔ |x| < |y| または [|x| = |y| かつ x ≦ y] として定まる順序 ≦Z が挙げられる。図示すれば 0, -1, 1, -2, 2, -3, 3, -4, 4, … である。これは ω を順序型とする整列順序である。 つづく
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