- 960 名前:132人目の素数さん [2020/12/20(日) 20:16:21.12 ID:8kDxKeWQ.net]
- 受想行識 亦復如是
そしてその「空」という性質は、物体だけでなく、精神作用にもあてはまる。 すなわち、感覚・知覚・意思・認識といったあらゆる精神作用も、 形こそないが、変化をするという法則のなかにある。 つまり、物体である身も、精神作用である心も、 どちらにも固定的な実体は存在しないということだ。 これが何を意味しているかわかるだろうか? そう、自分とはこの身と心であるにも関わらず、 身にも心にも実体としての「自分」が存在しないということなのだ。 固定的な存在としての「自分」は、どこにも存在しないのである。 ただ、私たちは脳という器官があり、「考える」という営みができ、 「自分」という概念を想起することができるため、 この身と心を具えた一つの物体、つまりが自分という存在を、 自分だと認識することができる。 できる、というよりも、 「認識してしまっている」と言ったほうが より正しいかもしれない。 しかし真実としては、自分というものは存在しない。 これはつまり、「自分」という存在は固定的な存在ではなく、 流動的な「状態」の一つにすぎず、結局自分も「空」だということである。
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