- 609 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2020/02/28(金) 09:17:13.90 ID:gtbRddYz.net]
- 有理数rに対して、rを約分しきった時の分子と分母の積をh(r)とおく。
ある実数xについて tan(x)^2=p/q (p,q>0 は互いに素な整数) が成り立っていると仮定すると、tan(2x)^2=4pq/(p-q)^2. (i)p,qのうち片方が0でない偶数の時、もう片方は奇数であるから p-q は奇数。 ゆえに、4pq と (p-q)^2 は互いに素であるから h(tan(2x)^2) = 4pq(p-q)^2 > h(tan(x)^2). (ii)p,qの両方が奇数でありかつ少なくとも一方が5以上の時、4pq と (p-q)^2 の最大公約数は4. したがって、h(tan(2x)^2)=(1/4)pq(p-q)^2. 仮に h(tan(x)^2)≧h(tan(2x)^2) が成り立っているならば、|p-q|=2 より tan(2x)^2=pq. (p≧5 または q≧5) かつ |p-q|=2 より、pとqのどちらも3以上であるから、|1-pq|>2. ゆえに、h(tan(4x)^2) = (1/4)pq(1-pq)^2 > pq = h(tan(x)^2). 以上の議論から、tan(x)^2=p/qが(i)と(ii)のどちらかの条件に当てはまるならば、 数列 {tan(2^n・x)}_(n≧1)
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