- 161 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2020/02/04(火) 19:18:15 ID:VleZ36bS.net]
- xy平面において、x軸上の正の部分のみ、速度 v、その他の領域は速度 1 で移動できるものとする。
原点にいる人物が、目標地点(cosθ,sinθ) に到達すべく、移動する。 この時、より短時間で目標地点に到達するには、次の戦略αとβ、どちらが有利かを考える。 戦略α:現地点から、直接目標地点の方向へ速度 1 で移動する。 戦略β:x軸に沿って速度 v で移動する。 ε を正の小さな量とする。戦略αあるいはβ取って移動を開始し、εの時間がたった時のそれぞれの到達地点をA,Bとすると A(εcosθ,εsinθ)、B(vε,0) 目標地点までの距離は、それぞれ、1-ε、√((vε-cosθ)^2+sin^2θ) となるが、さて、どちらが小さいか? 二乗したもの同士の差をとって比べてみると、 (1-ε)^2-((vε-cosθ)^2+sin^2θ) = 1-2ε+ε^2 -v^2ε^2+2vεcosθ-1 = ε(2v cosθ-2)+(1-v^2)ε^2 εは小さな正の量としているので、二次の項を無視すると、cosθ>1/v で 1-ε>√((vε-cosθ)^2+sin^2θ) となる。 つまり、目的地との方向のずれがθあるものの、v 倍の速度で移動できるとき、 cosθ>1/v を 満たすなら、そのコースは直接目的地に向かうより有利である とえる。 この結論は、θとvのみが関与し、他の次元にも適用可。
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