- 460 名前:現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む [2019/09/22(日) 07:37:05.32 ID:dCfcIyTY.net]
- >>418
(引用開始) したがって、Z/4Z \ 0 は乗法について閉じていない。 このことから、代数系 (Z/4Z, +, ×) は(4 を法とする剰余類環として)可換環を成すのみで、零因子が乗法逆元を持たないため体にはならない(位数 4 の有限体 F4 は存在するにも関わらず、である)。 (引用終り) 位数 4 の有限体 F4について(^^ 「要は1の原始3乗根を添加した体がF4である」か 複素数まで考えないといけないんだ(^^; br-h2gk.hatenablog.com/entry/finite_field_02 数学とその他の日々 有限体F_2,F_4,F_8,F_16の構造決定 2015-12-17 (抜粋) F4について 3つのアプローチがある。 1つ目としては、x^4?x=x(x?1)(x^2+x+1)の最小分解体だから、 x^2+x+1のF2上の分解体になり、 その根 ω∈F ̄2、 要は1の原始3乗根を添加した体がF4である。 したがって、F4={0,1,ω,ω2}となる。 ωの演算についてはQ上のそれとは異なるが、 考え方は一緒で、ほとんど符号を無視するだけなので省略する。 もしくは、商をとる順番を換える典型的な方法によって F2[x]/(x^2+x+1)=~ Z[x]/(2,x^2+x+1)=~ Z[ω]/(2) と捉えてもよい。 ここでいう右端のωは通常のω∈Cの意味である。 このx^2+x+1という既約多項式を見つけるには 他に2つの考え方があり、 1つはフェルマーの小定理からF2の元は常にx^2+x=0なので、 x^2+x+1はF2上の根を持たず、既約であるというもの。 もう1つは、標数2の体上の2次拡大だから、アルティン=シュライヤー拡大で、 x^2?x?aの形で根を添加すればよい、ということだが、 a=0は明らかに駄目だからx^2?x?1=x^2+x+1が求まる。 (引用終り) 以上
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