- 46 名前:現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む mailto:sage [2019/09/11(水) 18:23:44.68 ID:z0Cctf8f.net]
- https://webronza.asahi.com/science/articles/2019081100002.html
論座 初任給が高騰するAI人材とは誰のこと? 産業界が求めているのは、AIをツールとして使いこなすことができる人 20190811 伊藤智義 千葉大学大学院工学研究院教授 (抜粋) 初任給730万円、いや1000万円も 今年6月、ソニーがAI人材の初任給を最高730万円に引き上げると発表した。NECなど、1000万円に設定している企業も出てきている。飛躍的に発展を続けているAI分野において、産業界の焦燥はかなりのものである。先日、ソフトバンクグループの孫正義社長は「日本はAI分野の後進国」という警鐘を鳴らした。 筆者の研究室は電気電子工学のコースに所属していて、3次元映像計測を中心に高速計算の研究を行っている。読み書き可能なLSIである「FPGA」やコンピューターに内蔵されているグラフィックスボードを利用した「GPU」コンピューティングなどを駆使して10〜20年先の技術開発を目標にしている。名前を電子情報システム研究室という。 隣は小圷成一教授のシステム数理研究室である。「ニューラルネットワーク」「機械学習」「最適化理論」などの研究を40年近く続けている。 上記の「FPGA」「GPU」「ニューラルネットワーク」「機械学習」「最適化理論」は、すべて今日のAI技術のキーワードである。 ただし、筆者の研究室と数理システム研究室では、当然ながら、研究手法が大きく異なる。 学問的には後者が「AI研究者」である。ところが、産業界で厚遇されつつある「AI人材」は、おそらく前者である。そこに現在のAIブームの本質があり、産業界からの要請が垣間見られる。 現在のAIブームの技術的背景 現在のAIブームは、アルゴリズムに画期的な革新があったから始まったわけではない。本質はコンピューターシステムの飛躍的な発展である。技術的な背景は、次の3つに集約できる。 (1)インターネットの発展により、膨大なデータ(ビッグデータ)を取得できるようになった。 (2)コンピューターがビッグデータを処理できるほど高速になった。 (3)AIをツールとして手軽に使えるソフトウェアの開発環境(プラットフォーム)が普及した。 特に注目すべきが ・・・ログインして読む (残り:約1600文字/本文:約2770文字)
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