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566 名前:現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む mailto:sage [2019/01/09(水) 21:12:27.29 ID:7a4TsQ8k.net]
>>494
どもありがとう
これ、面白いね
追加引用しておきます(^^
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sugaku1947/54/1/54_1_99/_pdf/-char/ja
数学 2002 Volume 54 Issue 1 Pages 99-105
Riemann予想 本橋洋一

P102
π(χ)の展開を終る.ここに,μ はMobius函数である.展開(15)がExplicit Formula
である.今日流布するものと形式が異なるが,同値である.
では,何故にRiemannはπ(χ)の展開をかくも重要視したのか.各複素零点の寄与を,‘ 振動項’と
彼は称しているが,意味深い暗示であろうか.それとも,単にFourier展開が模範とされたことの反映
にすぎないのであろうか.他方,微分作用素の固有値とFourier展開との関係もまた彼の視界にあっ
たに相違ない.複素零点の‘意味’を定めることに較べれば,予想(11)は確かに二義的な問題である.
それ故に,‘ 必要無きもの'と彼は記したのであろうか.

あと、さらに追加
P104
Hilbert及びPolyaに
端を発するこの漠然たる推測が正しいのであるならば,おそらく,簡明な構造であろう.さもなくば,
RHは普遍性を持ち得ない.しかしながら,言うは易し.種々のゼータ函数につき臨界線上の平均値の
考察から,筆者はRHに形容を絶する深淵を見る.[5]の終段を参照されたい.
斯くの如き委細を知りつつも,Riemannはなお且つ(11)を記したであろうか.深き謎掛けが解け
たとき,人々の脳裏にはどの様な思いが廻るのであろう.‘ 久遠の彼方から墜ちてくる.緩やかに,燦
らめきながら、星が我に向かいて.’ と独語するのか,それとも‘我らはいかに愚かであったか.'と嘆
息するのか.






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