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317 名前:現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む mailto:sage [2019/01/06(日) 22:55:01.67 ID:i3zbRoSi.net]
>>291
つづき

これを一般化すると、m個の長さの数列に、q個の数で{1,2,・・・,q}を入れると

決定番号がm以下になるのは、q^(2m-2)通り(同値類と代表の組み合わせ全部)
同値類と代表の組み合わせ全部に対する割合は、1

決定番号がm-1以下になるのは、{q^(2m-2)}/q通り(最後から一つ前の箱が一致するから)
同値類と代表の組み合わせ全部に対する割合は、1/q

ここで、q→∞ を考えると
決定番号がm-1以下になる割合 1/q→0(ゼロ)

なので、決定番号がm-1以下になる確率は0(ゼロ)で
確率1で、決定番号がmになります。

つまり、q→∞の場合、確率的には常に決定番号がmになり、決定番号がm-1以下になる確率は0(ゼロ)で、時枝記事の”ふしぎな戦略”は適用できません。
で、もう少し言えば、q→∞は、可算無限です。
「区間[0、1]の任意の実数を入れる場合の的中確率」(>>209)を考えます

まず、区間[0、1]の任意の実数でなく、任意の有理数を考えます。
数学として正確な表現ではないですが、
この場合1/∞=0(ゼロ)、但し可算無限分の1です。

なので、任意の実数だと、1/∞=0(ゼロ)、但し非可算無限分の1です。
非可算無限分の1だと、さらに決定番号がm-1以下になる確率は0(ゼロ)
もちろん、確率0だからその事象が絶対起こらないとは言えません。
特に、Ωが無限集合の場合はね
(というか、可算無限長の数列の頭からしっぽまで一致する数列は、人為的に作れますから)

でも、Ωが可算無限集合の場合と、非可算無限集合の場合とは、
まあ、ちょっと起こり難さという意味では後者が起こり難いだろうと思います
まあ、非数学的な単なる所感ですがね(^^;

以上






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