- 969 名前:132人目の素数さん mailto:sage [2018/07/22(日) 00:21:20.07 ID:1DdlAJLc.net]
- 次に、|B|≧|A'+A'|が成り立つことを示す。g:B → A'+A' を g(b):=[b] で定義すると、
これは well-defined である。実際、b∈B を任意に取ると、b=a_1+a_2, a_i∈A と表せるので、 このような表示を何でもいいから1つ取れば g(b)=[b]=[a_1+a_2]=[a_1]+[a_2]∈A'+A' であり、よって well-defined である。また、g は全射である。実際、c∈A'+A' を任意に取ると、 A' の定義から、c=[a_1]+[a_2] なる a_i∈A が取れる。このような a_1,a_2 を何でもいいから 1つずつ取って b:= a_1+a_2∈B と置けば、g(b)が定義できて g(b)=[b]=[a_1+a_2]=[a_1]+[a_2]=c となるので、確かに g は全射である。g:B → A'+A' だったから、以上より、|B|≧|A'+A'|である。 |A'+A'|≧2^k だったから、以上より、|B|≧2^k である。 よって、いずれの場合も|B|≧2^kとなったので、P(n)は真である。 数学的に帰納法により、任意のn≧0に対してP(n)は真である。よって、題意が成り立つ。
|
|