- 196 名前:現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む mailto:sage [2018/01/05(金) 00:10:46.45 ID:miqaDy4s.net]
- >>185 つづき
が成り立つようなy, z ∈ R に対して |f(z) − f(y)| <= |f(z) − f(x)| + |f(x) − f(y)| <= N|z − x| + N|x − y| = N(z − y) (*) という計算を行えばよい. これはつまり, 補題1.5 そのものである. これでf(x) が出現しなくなる ので, BN,M :={x ∈ R | ∀y, z ∈ R[x − 1/M < y < x < z < x +1/M → |f(z) − f(y)| <= N(z − y)] } と置けば希望が見えてくる. そして, これで実際に上手く行くのだった. ちなみに, 自分が(*) の計 算に辿り着いたのは元ネタがある. それは, 次のような補題である. 補題(straddle lemma) f : R → R は点x ∈ R で微分可能とする. このとき, 次が成り立つ. ∀ε > 0, ∃δ > 0, ∀y, z ∈ R [ x − δ <= y <= x <= z <= x + δ)→ |f(z) − f(y) − f’(x)(z − y)| <= ε(z − y) ] . この補題がstraddle (またぐ・またがる) と呼ばれているのは, y とz を「x をまたぐように取る」 からである. そして, (*) の計算は, この補題の証明と同じ考え方を適用したに過ぎない. 結局, 全体としては, 極めてオーソドックスかつ簡単な議論で定理1.7 が証明できたことになる. QED 以上
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