- 477 名前:¥ mailto:sage [2017/07/05(水) 17:01:30.54 ID:EqTnonCD.net]
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第二点:量子確率論とでも言うべきか: 私が指摘したのは、所謂「超選択則の問題」であり、例えばd'Espagnatの岩波の教科書 に書かれてますが、ネットでは: www2.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~soken.editorial/sokendenshi/vol14/tanimura-soken-2013-02-12.pdf www.phys.cs.is.nagoya-u.ac.jp/~tanimura/paper/kokyuroku1774_2012.pdf がありました。 この問題は深入りすれば『大変な事にナル』ので、私はコレ以上はコメントしません。 でも雑駁な印象としては「von Neumannはちょっと違うのではないか」と思える部分が あります。例えば観測可能量としての自己共役作用素をスペクトル分解して、その分解 して得られた「全ての射影作用素」というのは、ちょっとバラバラにし過ぎかと。 何れにしてもこの部分に関しては、私は未だ考えが纏まってません。但し: ★★★『von Neumannがやったのは「量子力学の計算をjustifyしただけ」であり、 この数学的な定式化が「量子力学の定式化そのもの」ではないのでは?』★★★ という様な事です。 だから私はKolmogorovの公理系に対しても「von Neumannの公理化と同様の印象」を感 じています。尤もKolmogorovはL^1-likeな確率論であり、そして量子力学はL^2-like な確率論だろうから、この違いも気持ちが悪いですが。 ¥ 追伸:極めて不完全な記述で、済みませんが。もし間違いがあればご指摘下さい。
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