- 416 名前:そのような「モデル論的考え方」(model-thoretic concep-
tion)を,「今日の数学的対象の考え方を形作り」,「数学的対象が持つ少なくともいくつかの特 徴,数学的対象についての数学的諸事実が,その構造のみに依存することを明らかにした」と 評価する(p.211)。しかしその一方で現代の数学研究の対象はむしろ,同型まで一意に定められ る数学的対象や 7),類似した構造を持つ諸対象の様々な関係や,対象上の様々な種類の構造の関 係であるとし,そのような研究に寄与する写像の重要性を述べ,写像の一般理論である圏論の 出現を数学の要請に応えるものとしている(p.212)。 7)ある性質を持つ任意の2つの数学的構造が同型であるとき,その性質を持つ数学的構造は同型まで 一意(unique up to isomorphism)であると言う。同型性の概念は構造ごとに異なるが,圏論は圏一 般の諸対象に対して同型性の概念の定義を与えることができる。すなわち,圏の対象AとBに対し て,AとBが同型であるのは,射f:A→ Bとg:B→ Aが存在して,g・f=idAかつf・g=idB が 成り立つときである。 (引用終り) [] - [ここ壊れてます]
|

|