- 142 名前:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [2016/08/20(土) 14:54:24.36 ID:o5QeTUwB.net]
- 飛田武幸先生
www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~kyodo/kokyuroku/contents/pdf/1609-14.pdf ホワイトノイズ超汎関数の解析における無限次元の扱い 飛田武幸 著 - ?2008 数理解析研究所講究録 (抜粋) 与えられた複雑系は、いま求めた素な独立な変数系の関数として表される。 それは、元の系と同じ情報をもつからである。すなわちsynthesis の段階にな る。次はそのような関数について、変数(それは独立確率変数) に関する微 分が定義できる。古典解析と違って変数がランダムであるから、それなりの 注意深い扱いが必要となるのは当然である。このような解析法は古典確率解 析には帰着されない。積分や一般の作用素も扱うことになり、第三のステッ プであるAnalysis の段階になる。こうして我々の確率解析が始まる。 当然種々の応用があり、また数学の他分野、量子ダイナミックス、分子生 物、情報理論(情報社会学も含めて) などとの連携が活発であり、そちらか らのフィードバックも期待される。実際その通りである。 新しいアプローチを提唱しているだけに、そこには、いくつかの基本的な 問題点が見出される。例えば a$)$ 変数系としてとったものは、通常の確率変数ではないことが多い。たと えば、変数が連続無限個あるような場合である。可算個なら問題ないが。 b$)$ 微分の定義。ランダムな変数で、しかも通常の確率変数でないものを変 数として微分することが厳密な意味で可能であるか? c$)$ 何らかの意味で積分が定義できて、初等微積分のように、微分と対応す るようにできるか? 閉じた微積分の体系ができるかが問題になる。 2 Innovation について
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