- 10 名前:文責・名無しさん [2006/10/20(金) 06:53:07 ID:T4m2jiPh]
- >>5
病院ではベッドと言っても寝る場所さえあればいいというわけではない。 あくまで寝るのは患者であって健常者ではないということがいつのまにか意識から抜けている人が多い。 病院の病床には酸素の管やナースコール、いつでも搬送に移れる可動式のベッド、すぐに駆けつけられる 近さに設計されているナースステーションなどなど、様々な配慮・工夫が施されている。 逆に言えば、それだけしなければ患者さんの健康に支障が出てもおかしくない。 ましてや、今回のケースでは患者はかなりの重態で、名前としては有名であろうICU(集中治療室)レベルの 病床が間違いなく必要。 一般病床を遥かに凌駕する密接な管理体制の病床。それがICU。 24時間体制ですぐ脇にスタッフが常駐し、人工呼吸器、透析器その他もろもろの機器、緊急用の薬剤が所狭し と患者を囲み守っている。 このようなICU病床は大変な労力がかかるため病院内に何十床とおけるはずもなく自然と数は限られてしまう。 術後患者なども入るため、満杯であることもおかしくない。(というより満杯にしないと病院経営が辛いような制 度にされている) さて、そんなICUのベッドが足りないからといってソファーにでも寝かそうと受け入れたら果たしてどうなるか? ・・・つまりは、そういうことなのだ。 「病院は受け入れ拒否など無責任だ。そこらへんに寝かせることもできたのではないか」 と声高に叫ぶマスコミとベッドが無く拒否した病院と、どちらがいったい無責任だというのだろうか。
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