- 436 名前:文責・名無しさん mailto:sage [2016/06/01(水) 05:13:47.46 ID:PWc6HEcf0.net]
- 【産経抄】どこの国の大学、科学者? 6月1日
北朝鮮が昨日試みた、弾道ミサイルの発射は失敗に終わった。 新型の中距離弾道ミサイル「ムスダン」だったとすれば、今年4月以来4発打ち上げ、すべて失敗したことになる。 ▼しかし、油断はできない。 ムスダンの射程は4千キロに及び、日本全域のほか米グアムにも到達する。 しかも移動式で、発射の位置や兆候を事前に察知するのが難しい。 韓国軍によると、すでに約50基が配備されている。 ▼そこで気になるのは、日本から核・ミサイル技術が、北朝鮮に流出している問題である。 東京基督教大学の西岡力教授によると、在日朝鮮人の研究者が、北朝鮮と日本を自由に往来して、核ミサイル技術開発に貢献してきた。 このなかには、京都大学・原子炉実験所の男性准教授も含まれている。 ▼小紙は先月、日本政府が実施している北朝鮮渡航後の再入国禁止措置の対象に、この准教授が含まれている事実を明らかにした。 もっとも、小紙以外の新聞はほとんど関心がないようだ。 朝日新聞などの心配事は別の所にある。 ▼東大をはじめとする日本の大学の多くは、戦後長らく、自国の安全保障に貢献する研究はまかりならぬ、といった風潮に支配されてきた。 日本の科学者の代表機関である「日本学術会議」が、最近ようやく軍事研究を否定する声明の見直しを始めたばかりだ。 それに反対する、一部の有識者の運動を後押しするのに忙しい。 ▼毎日新聞によると、先月29日京大で「『軍学共同』反対シンポジウム」が開かれた。 「日本の学術が軍事化されていくかどうかの正念場」との声が上がったらしい。 日本人の命を脅かすミサイルが、日本の技術で完成するかどうかの、正念場でもあるのだが。 一体、どこの国の大学、どこの国の新聞なのか。
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