- 596 名前:イラストに騙された名無しさん mailto:sage [2009/04/12(日) 01:17:44 ID:CJBQcoyh]
- 銅板印刷について。
滑らかで平らな銅の板を安価に得られる場合、銅の板に蝋で文字を書き、 その銅板を酸につける事によって、蝋鍍金された部分が浮き彫りになる。 これにローラーでインクを塗り、紙に圧着させれば印刷1枚出来上がり。 これを銅板印刷という。これの優れた点は、活版印刷のような高度な技術が必要なく、 文字を左右逆に書く技術者がいれば簡単に原版を作れる点。 活字体ではなく筆記体で印刷も出来ます。というかそれがデフォです。 また、この銅板印刷は絵も簡単に印刷できる点も優れている。 つまり、高度な活版印刷技術は必要なかったりします。 紙は近世ならもともとそんなに高くないですし。 問題は安価に銅板を入手できるかですが。 バタフライ伯爵夫人の優雅な一日」の官能小説が55スゥ、 120エキュで一般的な家庭の人間が一年暮らせる。 4人家族の一般的な貴族で500エキュくらいの年収らしいから、 どちらかというと中産階級の経済状況という気もするが。 さておき1エキュ(金貨)が100(銀貨)スゥ、1スゥが100ドニエもしくは10ドニエとされる。 1スゥ100ドニエの場合、1スゥで銅貨100枚が手に入り、 縦横銅貨10枚×10枚並べられる。円は直径の1/3の面積なので、 銅貨10枚×7.5枚の面積の板相当の銅を得られる。 1スゥ100ドニエなら4冊売れば、220ページ分の原版用銅板を入手可能 1スゥ10ドニエでも40冊売れば220ページ分の原版用銅板を入手可能。
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