- 1 名前:暗黒男爵φ ★ [2010/02/24(水) 19:03:46 ID:???0]
- 1票の格差2・30倍は違憲状態…東京高裁
議員1人当たりの有権者数の格差(1票の格差)が最大2・30倍に達した昨年8月の 衆院選小選挙区について、議員数が人口に比例して配分されておらず、選挙権の平等を 保障した憲法に反するとして、東京都と神奈川県の弁護士10人が、東京、神奈川の選挙 管理委員会に選挙無効(やり直し)を求めた訴訟の判決が24日、東京高裁であった。 富越和厚裁判長は「格差は憲法が求める選挙権の平等に反する程度に至っていたが、 選挙までに是正しなかったことを違憲と断定することはできない」と述べ、請求を棄却した。 原告は上告する方針。 判決は、小選挙区(300議席)で各都道府県にまず1議席を配分し、残りを人口比で割り 振る「1人別枠方式」について、「格差が2倍以上となる不平等を認めるに足りる合理性に 乏しい」と述べ、格差が違憲状態に達していたと判断。しかし、選挙制度の改正には相応の 時間を要することなどから「合理的期間内の是正がされていないとまでは認められない」と した。 昨年8月の衆院選を巡っては、同12月に大阪高裁、今年1月に広島高裁でいずれも 違憲判決が出ており、司法判断が分かれる形となった。同様の訴訟は、ほかに全国の 高裁・支部で6件が係属している。 原告側は、1人別枠方式について「人口に比例した配分ではなく違憲」と主張。東京の 8選挙区と、神奈川の1選挙区について、選挙を無効とするよう求めていた。 (2010年2月24日13時45分 読売新聞) www.yomiuri.co.jp/national/news/20100224-OYT1T00654.htm
|
|