- 1 名前：マンニィφ ★ [2010/02/24(水) 14:13:51 ID:???0]
- 来春にも新パイプライン完成 欧州ガス支配 ロシア着々
ttp://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010022402000089.html
ロシアが自国産天然ガスによる欧州のガス市場の支配を目指し大規模パイプライン計画を推進している。
バルト海経由の新パイプライン「ノルドストリーム」の建設計画に関係国の合意を取り付け、稼働へ前進。
この一方、ロシア依存からの脱却を図る欧州側の独自ルート計画は難航している。
これにより、長期低落傾向にあったロシア産ガスの欧州でのシェアが拡大する可能性も出てきた。（モスクワ・中島健二）
「このパイプラインが、欧州大陸でのエネルギー（供給）の安定度を強固にする」。十日にヘルシンキで開かれた
バルト海沿岸国首脳会議でロシアのプーチン首相は、同国産天然ガスを欧州に送るパイプライン計画「ノルドストリーム」を
誇らしげにアピールした。
同計画はロシア西部のビボルグからバルト海底を通りドイツ北東部に至る約千二百二十キロ。輸送能力は
最大年間五百五十億立方メートルでドイツ、オランダ、フランス、デンマーク、英国への供給を担うという。
（ｒｙ）
欧州での需要は今後も増加し、一五年には現在より大幅に上回る見込みだが、ノルドストリームが本格稼働すれば
需要には十分に応じられるという。
一方、欧州側によるロシアを迂回（うかい）するパイプライン「ナブッコ」計画は停滞している。カスピ海周辺の
ガス田を供給源にトルコ、ブルガリア、ルーマニアなどを経てオーストリアに至る約三千三百キロの計画。
だが、アゼルバイジャンやトルクメニスタンからのガス調達のメドが立っていないのだ。
アゼルバイジャンは、領土紛争で対立するアルメニアに、トルコが昨年急接近したことで消極姿勢になったとされる。
西側業界筋は「急接近はナブッコ阻止を狙うロシアが仕掛けた」と指摘。
ロシアはナブッコに対抗し黒海経由の欧州向けパイプライン「サウスストリーム」構想も進めるが、同構想について
「ナブッコを狙った当て馬」（業界筋）との見方もある。
ナブッコの供給源として最有力国だったトルクメニスタンでも昨年末、中国が自国に至る長大なガスパイプラインを
完成させて主導権を掌握。ナブッコの前途は多難との見方も出ている。
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