- 1 名前:暗黒男爵φ ★ [2009/08/24(月) 19:33:28 ID:???0]
- ガソリンに代わる次世代バイオ燃料の原料として「藻」が注目されている。米石油大手
エクソンモービルがこのほど、藻類からの燃料精製研究を手掛けるベンチャー企業に 巨額を出資したのをはじめ、世界のエネルギー大手が相次ぎ同様の研究に乗り出した。 エクソンモービルは、バイオテクノロジーの新興企業シンセティック・ジェノミクス(SGI) との共同研究に6億ドルを投じる計画を発表した。SGIは、ヒトゲノム解読で知られる 米バイオ情報会社セレラ・ジェノミクスの元社長クレイグ・ベンター氏が創設した企業。 数年前に英石油大手BPからも出資を受けている。 エクソンモービルは数年越しの研究の結果、藻からの燃料生成は最も潜在的可能性が 大きく、現在の製油施設やガソリンスタンドも継続利用できる可能性が高いと判断した。 米シェブロン、オランダのロイヤル・ダッチ・シェルといった世界のエネルギー大手も 相次ぎ藻類ベンチャーに投資。米航空宇宙局(NASA)と米グーグルは、海洋の排水を 利用して藻を育てるプロジェクトに出資している。 藻類を使ったバイオ燃料は、トウモロコシやサトウキビなどのように食糧生産のための 畑を転用する必要がなく、海洋、砂漠、池といった場所で、排水や二酸化炭素を使って 育てられるという利点がある。シェブロンが出資する米ベンチャー企業のサロザイムは、 大型タンクで砂糖を使って藻を繁殖させ、イスラエルのシームバイオティックは発電所 から出る排煙を使って海洋微細藻を育てる。藻類からの燃料精製を研究する企業は 50社を超え、今後1―2年で倍以上に増える見通しだという。 ただしエクソンモービルは7月に計画を発表した時点で「(藻類からの燃料精製は) 簡単なことではなく、成功が保証されているわけでもない」(研究開発責任者のエミル・ ジェイコブズ氏)とも釘を刺した。大量の燃料を精製できるようになるとしても、あと5― 10年はかかる見通しだとしている。 www.cnn.co.jp/science/CNN200908240020.html www.cnn.co.jp/science/images/CNN200908240019.jpg
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