- 1 名前:暗黒男爵φ ★ [2009/08/24(月) 14:29:49 ID:???0]
- 洪水などで水没しても猛スピードで水面上まで葉や茎を伸ばして生き延びるイネの
遺伝子を名古屋大などのチームが発見し、「シュノーケル」と名づけた。 アジアの洪水地帯向けの品種改良に役立ち、世界的な米の増産につながる可能性 がある。英科学誌ネイチャーに発表された。 ふつうのイネは水没すると呼吸ができずに枯れてしまうが、バングラデシュやベトナム など洪水の多い地域で雨期に栽培される「浮きイネ」という品種は、水没すると最大で 1日25センチもの速さで伸び、水面上に葉や茎を出す。高さが10メートルに達する例も ある。 名古屋大の芦苅基行教授らは「浮きイネ」とふつうのイネをかけあわせてつくった子孫を 詳しく調べ、12本の染色体の中から洪水に対応して働く3カ所の部分を特定。 このうち1カ所から、茎や葉を急成長させる二つの「シュノーケル」遺伝子を見つけた。 これらの遺伝子は、植物ホルモンとして働くエチレンに反応する。水没したイネの中には エチレンがたまりやすくなるといい、これが遺伝子を働かせる「スイッチ」となっていることも 突き止めた。 浮きイネは洪水には強いが、作付面積あたりの収穫量がふつうのイネの2〜4割しかない。 芦苅教授は「収穫量の多い品種に浮きイネの遺伝子を導入すれば、アジアの洪水地帯で 米が大幅に増産できる可能性がある」と話す。 www.asahi.com/science/update/0824/TKY200908240038.html www.asahi.com/science/update/0824/images/TKY200908240176.jpg
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