- 1 名前:きつねうどん ★ [2022/12/03(土) 09:30:09.68 ID:uPHeTEhb.net]
- 『餃子の王将』の原点の味を、ここ『格安王将』で…
あなたは、『餃子の王将』派ですか?『大阪王将』派ですか? 私はどちらでもない、「もう一つの王将」派です。と言っても全国の皆さんは「それどこ?」と思うでしょう。しかしあるんですよ、大阪には『格安王将』という第三の王将が。 https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/c_scale,dpr_2,f_auto,t_article_image,w_350/wpmedia/2022/11/2_IMG_2626.jpg 「都島店」と書いてありますが知る限り店舗はここにしかありません 場所は「都島」という大阪でも相当マニアックなエリア。大阪メトロ谷町線の都島駅と野江内代(のえうちんだい)という難読駅のちょうど真ん中ぐらいの大通り沿いにあります。 中に入ると、大型のテレビで外国の映画を放映しています。昼なのにビールを飲んでいる常連らしき人がいますが、大阪では普通の光景なのでさほど驚きません。 https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/c_scale,dpr_2,f_auto,t_article_image,w_350/wpmedia/2022/11/4_IMG_2493.jpg 見よ、このメニューの多さを! 奥さんに聞くと「150ぐらいあるんちゃいますかねえ。数えたことないけど」とのこと。餃子、八宝菜、酢豚…などは普通ですが、「もつ鍋」「ステーキ」「カツオのたたき」「海鮮玉子とじ丼」など王将とはかけ離れた雑多なメニューがズラリと。 「何作りましょう」と奥さんに聞かれたので「とりあえずカツオのたたき」と伝えましたら、奥から「今日のカツオは色が悪い」とご主人の声が。「ほな自分の作りたいもん作ったらええやん」と奥様がブツブツぼやき始めたので、「すいません、いいです」と喧嘩勃発を食い止めた平和主義な私。 https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/c_scale,dpr_2,f_auto,t_article_image,w_350/wpmedia/2022/11/5_IMG_2510.jpg 写真は2人前。普通サイズはなく、ジャンボ餃子のみです。あとはしそ餃子、チーズ餃子など変わり餃子も なのでジャンボ餃子を注文。1皿6個で270円。餃子の王将より少し高いですが、餃子の王将より大ぶりです。ほどよく羽根が付いた焼き加減、実に美しいビジュアルですね。 アッツアツにかぶりつきますと、くわぁ旨い!バリッとした皮に、肉汁たっぷりニンニクしっかりの餡がみちっと詰まっています。糸唐辛子入りのタレもスパイシーで、餃子の味を引き立てます。大きな声では言えませんが、個人的には間違いなく餃子の王将よりレベルが上です。 店主の池田さんは『餃子の王将』を長年支えた人物だった! 店主の池田善一さん、もちろん勝手に「王将」と名乗っているわけではありません。ご想像の通り餃子の王将出身者、つまり餃子界のサラブレッドです。出身は京都府の北部・宮津市で、15歳から京都市内に出て中華料理の道に。24歳で餃子の王将に入社し、手腕が認められて本部から「京橋店(当時)を出すからオーナーやらへんか」と依頼されて独立。最終的には京橋店、東京橋店、国道163号線沿いにあった163号店を束ねるやり手王将マンだったそうです。しかも163号店はドル箱店だったというから、そのままいれば王将の幹部にはなっていたでしょうね。 当時から元社長の故・大東隆行さんとも関わりが深く、店舗の補償金問題やら何やらで、今の道を選んだそうですが、「大東さんの“あの事件”には、私も思うところがありましたね」と意味深な話をいろいろしてくださいました。 さて、平和な餃子の話に戻りましょう。この餃子、なんと池田さんが入った当時の40年以上前の餃子の王将の味なのだそうです。ミンチは歯応えがしっかりある豚のウデ肉を使い、純正ラード、醤油、塩、山椒などが材料。ニンニク、生姜、ネギといった香味野菜もたっぷりです。「ミンチの形がなくなるまで練り、野菜を入れた後は水分が出ないようにあまり触らない」のが餡作りのポイント。焼き方にも徹底的にこだわり、水を多めにして6分半。餃子の王将では3分30秒なのでほぼ倍ですね。ちゃんと蒸らすってのが大事だそうです。 肝心のタレはゴマ油、白絞油、一味などをブレンドした自家製ラー油と、酢6:醤油4で味を調えます。糸唐辛子がいい仕事しています。 つづき https://friday.kodansha.co.jp/article/275986
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