- 1 名前:疣痔 ★ [2020/11/26(木) 20:16:33.59 ID:CAP_USER.net]
- 熱海は今、バブルなみの不動産「特需」…コロナ禍で「毎日電話が鳴りっぱなし」
2020/11/26 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/11/20201126-OYT1I50007-1.jpg 静岡県熱海市で中古マンション市場が活況だ。 新型コロナウイルスの影響によるテレワークの浸透が背景にあるとみられ、周辺の不動産業界に「特需」が来ている。 ただ、首都圏在住者による別荘目的の購入が多く、移住は限定的となっている。 複数の仲介業者によると、問い合わせは4〜5月頃から急増し、 前年同期と比べて約2倍、成約件数も1・5倍以上にそれぞれ増加した。物件価格も1〜2割上昇している。 JR熱海駅前の「伊豆太陽ホーム」熱海店の内藤ちづる店長は、「10月は2日しか休めなかった。毎日電話が鳴りっぱなしです」と語る。 二十数年の仲介キャリアの中で、リーマン・ショック(2008年)前の好況期を除きこれほど忙しい経験はなかったという。 「ロイヤルリゾート」熱海駅前店の矢野憲治店長も、営業歴の32年を振り返り、この多忙さは「バブル経済の時期と今回だけ」と話す。 中堅営業マンの保坂究生きゅうせいさん(28)は「1日4組ぐらいのお客さんを3、4か所案内する」という。 ■働き方の変化 テレワークの定着が熱海の中古住宅に活況をもたらした。熱海駅近くのマンションを下見していた夫婦は、 「仕事はテレワークでできる。東京にいなくていいことがわかった」と購入検討の動機を打ち明けた。 熱海は日本有数の温泉地、相模灘の眺望といった魅力に、東海道新幹線で東京まで40分台という交通の利便性を併せ持つ。 周辺を楽しみながらテレワークをし、必要に応じて東京の会社に通う人にとって、適した立地となっている。 購入希望者の中心は50〜60歳代で、経営者や会社役員が目立つ。中には30〜40歳代のクリエイターなどもいる。 いずれにしても高所得者が多いとみられる。 売れ筋は1LDKや2LDK、70〜80平方メートル程度の温泉付きリゾートマンションで、価格帯は2000万円〜3000万円台が中心だ。 テレワークに必要なインターネットの通信環境が悪い地域は敬遠されている。 低金利も追い風で、三島信用金庫熱海支店によると、4、5月頃から「ローンを組みたい」という相談が増えた。 ■移住は限定的 購入者の多くは都内に拠点を持ちつつ、別荘(セカンドハウス)を求める人たちだ。 休暇での利用が多い従来の別荘と異なり、テレワークを前提に平日も含めて長く滞在するという「コロナ禍」ならではの特徴がある。 このため不動産の活況は、熱海への移住につながっていない。 市の人口社会動態(転入・転出集計)では、今年9月末時点で転出が33人超過した。 斉藤栄市長は、「不動産業の活況は経済効果につながる」と歓迎している。その一方で、人口増にならないことは、「過渡期を迎えたと前向きに考えたい」と受け止めている。 市は通信環境を整備し、本拠地から離れた拠点「サテライトオフィス」やベンチャー企業などの誘致に取り組む意向だ。 https://www.yomiuri.co.jp/economy/20201126-OYT1T50029/
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