- 232 名前:login:Penguin mailto:sage [2006/11/22(水) 01:38:30 ID:4DNNvPjJ]
- ttp://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1122/mobile357.htm
石塚氏はSACDの仕様を何度も読み返しながら、最初の2カ月でリアルタイム処理にまで 高速化を行なった。そして勘所を押さえた上で、その遅いソースコードを捨ててしまった のである。スクラッチから書き直すためだ。 ●ソニー社内のオーディオノウハウをかき集め 勘所をつかんだ石塚氏は、完全にゼロからソースコードを書き直し、トータル3週間ほど で高速なSACD CODECを書いた。DSTデータの伸長処理にCellが7個持つSPEを3個、 DSDからPCMデータへの変換に2個。合計5個ものSPEを使うことでデコード可能になった のである。 ソフトウェアプラットフォーム開発部2課 石塚健作氏 「私はSCEに来るまで、Cellのプログラムを組んだことがありませんでした。それまでは VAIO向けにPentium上でプログラムしていたんです。Pentiumは、どこをどうすれば、 どれぐらい速くなるかがあらかじめ読めますし、パフォーマンスが上がる幅も予想できます。 ところがCellは試行錯誤を繰り返していると、予想外にものすごく高速化したり、 逆に予想外に遅くなったりする。この動きがパズルのようで、プログラムを書いていて 面白くてしかたがなかった。処理シーケンスをちょっと変えるだけでパフォーマンスが 上がるので、まだまだ余力はあります」と石塚氏。
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