Red Hat Enterprise Linux 6は、カーネルに完全統合したKVMハイパーバイザをベースにした 仮想化を特長としています。この方式では、カーネルに加えられた機能強化がすべての仮想化 アプリケーションに提供され、物理システムと仮想システムでアプリケーション環境の整合性 も保証されるため、仮想化の導入が簡単になります。上位互換性を保証するため、 Red Hat Enterprise Linux 6は、XenベースのRed Hat Enterprise Linux 5ホスト上で、 Xenのフルバーチャリゼーションまたはパラバーチャリゼーションゲストとして実行できます。 ゲストをホスト間で容易に移動できるため、負荷が小さいときにリソースをより少数のマシン に集約したり、ダウンタイムを伴うメンテナンスのためにハードウェアを解放したりできます。